Sachiと素敵な"Jazz men"
お店から・・・Sachiと素敵な"Jazz men"のページができるまで・・・
ある日一通のメールがサテンドールに寄せられました。サテンドール&ジャズファンのその方は、「ジャズのお店はなかなか女性一人では行きにくく、また、よりジャズを深く知るためにジャズの仲間を作りたいと思うと同時に、ミュージシャンとも気軽に交流できる場がもてれば」と、サテンドールにご提案をいただきました。その結果、店主体ではなく、お客様&ミュージシャン主体の交流のページを作ることになりました。そして、メールを寄せていただいた通称"Sachi"さんが、インタビュアーとして活躍されることになりました。
 
第二十三回目ゲスト:中西俊博(Vln)さん
Profile:
1956年4月10日 東京生まれ
東京芸術大学卒業。在学中より、ポップスフィールドに進出。ジャズ、ポップスヴァイオリン奏者として、その活躍は多岐にわたる。演奏家として、ジャズヴァイオリンの巨匠ステファン・グラッペリとの共演のほかフランク・シナトラ、ライザ・ミネリ、アダモ、サミー・デービス・Jr、クインシー・ジョーンズらのソリストやコンサートマスターも務める。一方、井上陽水、泉谷しげる、イルカ、伍芳、加藤いづみ、金子由香利、河村隆 一、桑田圭祐、坂本龍一、SHAZNA、プリンセス・プリンセス、布袋寅泰、南こうせつらのアルバム制作や、コンサートにソリストとして参加。また楽曲や編曲を、杏里、伍芳、大貫妙子、オーロラ輝子、加藤いづみ、川井郁子、桑田圭祐、原田知世、布袋寅泰、Mr.Children、宮本文昭、山下久美子など多くのアーティストに提供。
http://www.moz.co.jp/leapingbow/
 
インタビュア:林 幸千代
Profile:
株式会社キレイコム
代表取締役社長
http://www.kireicom.co.jp/
東京音楽大学声楽科卒業
在学中はクラッシックばかりでしたが、ビジネスでのアメリカ出張時に、"Yoshi's"に通い、素敵でカッコいい"ヨシさん"と出会い、Jazzを覚えました。
そして、帰国後、日本のJazzも聴くようになり、Jazzミュージシャンをもっとクローズアップしていきたいと思い、この企画が生まれました。
 
Sachi:はじめまして。よろしくお願いします。
中西さん:よろしくお願いします。

Sachi:早速ですが、最近、世間の話題で興味あることはありますか?(笑)
中西さん:そうだなぁ、無いねぇ。(笑) 基本的に音楽バカだからね。

Sachi:そうですか。(笑) では、音楽のお話でもいいですよ、特に気になっていることはどんなことですか?
中西さん:そうだなぁ、クラブシーンがどういう方向に行くのかって興味あるね。今までの音楽って、゛聴く音楽゛じゃない? でも、クラブ音楽って゛感じる音楽゛でしょ。想像力働かせて6畳一間でもすごく聴ける音楽に出来ないかなってね。皆がそういうことで楽しめたらいいなって思うね。

Sachi:なるほど。ところで、中西さんは芸大ですが、クラッシックからjazzに移行するキッカケは何だったのですか?
中西さん:大学入ってビックバンドっていうのがあったんですよ。そこでピアノ弾く人がいなくてね、ピアノ下手だったんですけどそこで弾いたのね。そうしたら、『何てアドリブって楽しいんだろう!』 って。その自由さが堪らなく楽しくてね。

Sachi:では、大学の時からjazzをやっておられたのですね。
中西さん:そうですね、大学3年の時にずいぶん迷ってね。ヴァイオリンの先生も親も大反対したんですけれどね、それが返って、「じゃ、やるよっ!」みたいな感じになっちゃってね。(笑)

Sachi:そうですか。(笑) 芸大に行くほどクラッシックをされていたらjazzに転向しても、゛クラッシック節゛とか出ないですか?
中西さん:出ますよ。生徒なんかもそれで悩んじゃってね。クラッシックの場合、すごいテクニックが無いと弾けないでしょ。でも、jazzなんかはそれだけじゃ無いでしょ。でも、そういうの(クラッシック節)は、自分の中の表現の一つとして存在してて良いと思っているよ。

Sachi:そうですね。では、仕事としては大学卒業してからjazzの道に入ったのですか?
中西さん:大学3年の時かな、クラシックを止めたのは。スタジオ入って仕事したりね。昔はね、シンセとか無かった
からすごいレコーディングの仕事があって一ヶ月に100曲から150曲レコーディングしたんだよ。

Sachi:一ヶ月間で、ですか?!
中西さん:(笑)すごいでしょ。卒業したての頃は寝る間が無いほどレコーディングをしてたね。でも、大学生のころからものすごく稼いでいたから。(笑)

Sachi:学生時代ですからクラッシックで、ですよね?たとえばどんなお仕事ですか?
中西さん:たとえば、第九なんか一年に80回くらいやったりね。N響以外のオーケストラはほとんどやっていたね。

Sachi:学生時代から、音楽が仕事になっていたんですね。振り返って見てミュージシャンになって良かったと思いますか?
中西さん:うん、最高だね。他の仕事は考えられないな、あっ、家具とか作るの好きだから家具職人も良かったかな。(笑)

Sachi:(笑) では、休日の過ごし方を聞かせていただけますか?
中西さん:ん〜、練習かな。(笑) ホント、やればやるほど足りないことが見えて来るっていうか。今の自分に満足していないわけじゃ無いんだけれど、まだまだ、やりたいことには程遠い。やりたい音が形に出来ないもどかしさっていうのが、いつもあるからね。テクニックがそのスピードについてこないっていうか。

Sachi:素晴らしいですね。これからも益々がんばってくださいね。それでは最後にファンの方にメッセージをお願いします。
中西さん:僕は自分のやりたいことを見つけて楽しんでいるけれど、皆さんも何かやりたいことを仕事でも何でもいいから見つけて、それをやり続けて欲しいな。そういうものを探して、見つけて欲しいな。

Sachi:はい、今日はありがとうございました。
【インタヴューを終えて】
まさしく人生全てが゛音楽゛というミュージシャンでした。研ぎ澄まされた感性と常に現状に甘んじないという凛とした姿勢がとても美しくsmartな印象を受けました。クラッシックで磨いた精巧なテクニックと様々な音楽ジャンルから得た豊かな感性が重なり合って、安心できる演奏を楽しませていただきました。どうもありがとうございました。
さて次回5月は、安井さち子(P)さんです。どうぞお楽しみに。
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