Sachiと素敵な"Jazz men"
お店から・・・Sachiと素敵な"Jazz men"のページができるまで・・・
ある日一通のメールがサテンドールに寄せられました。サテンドール&ジャズファンのその方は、「ジャズのお店はなかなか女性一人では行きにくく、また、よりジャズを深く知るためにジャズの仲間を作りたいと思うと同時に、ミュージシャンとも気軽に交流できる場がもてれば」と、サテンドールにご提案をいただきました。その結果、店主体ではなく、お客様&ミュージシャン主体の交流のページを作ることになりました。そして、メールを寄せていただいた通称"Sachi"さんが、インタビュアーとして活躍されることになりました。
 
第十二回目ゲスト:渡辺香津美(G)さん
Profile:
1953年東京渋谷生まれ
高校に入った頃ジャズに興味を持ち中牟礼貞則氏に師事、その後今田勝に認められライブスポット、コンサートに出演。1971年東芝からデビューアルバム「インフィニッ ト」を発表し、天才ギタリストの出現と注目される。その後、渡辺貞夫など 国内のトップグループに在籍するかたわら、自己のバンドでも活発な活動を行う。 79年、坂本龍一、矢野顕子、村上秀一等、気鋭のミュージシャンたちと伝説のオール スターバンド「キリンバンド」を結成し当時のミュージックシーンに衝撃を与えた。同年秋に敢行された「イエロー・マジック・オーケストラ」のワールドツアーに参 加、各国各地で大絶賛を博し“KAZUMI”の名を一躍世界的なものとする。

http://www.hilltop.co.jp/kazumi/

 
インタビュア:林 幸千代
Profile:
株式会社キレイコム
代表取締役社長
http://www.kireicom.co.jp/
東京音楽大学声楽科卒業
在学中はクラッシックばかりでしたが、ビジネスでのアメリカ出張時に、"Yoshi's"に通い、素敵でカッコいい"ヨシさん"と出会い、Jazzを覚えました。
そして、帰国後、日本のJazzも聴くようになり、Jazzミュージシャンをもっとクローズアップしていきたいと思い、この企画が生まれました。
 
Sachi:こんにちは。本日は大変有名なゲストにおいでいただきました、渡辺香津美さんです。
渡辺さん:いやいや(笑)、はじめまして。よろしくお願いします。

Sachi:こちらこそ、よろしくお願い致します。さて、まず最初に質問があるのですが、渡辺さんのメルマガの「クリヨネしんちゃん」とありますが、あの名前の由来は何ですか?
渡辺さん:あれはね、僕のパートナーが書いているんですが、「クレヨンしんちゃん」が好きなことと、ちっちゃい動物の「クリヨネ」っているでしょ、あれを、もじったんだね。

Sachi:そうですか、実は、渡辺さんのファンの方から頼まれて質問をしました。(笑)  では、早速ですが、音楽を始められたキッカケというのは何だったのですか? 
渡辺さん:両親が音楽好きでねぇ、うちは、渋谷のタバコ店だったんだけれど、父親は日曜日になると、チャップリンとかラテンとかの音楽をかけていたし、母親は宝塚歌劇団に入りたかったって言ってたし。親戚に、宝塚の人もいたりね。だから、わりと芸能的なことが好きだったんだよね。だから、僕も小さい時からピアノなんかやらされて。自分から楽器をやろうと思ったのは、小学校高学年くらいからかな?当時エレキブームとかがあってね。加山雄三さんの”若大将シリーズ”とかね。それでピアノの先生が結婚して辞めたのをキッカケに、ピアノからギターになったって感じかな?

Sachi:では、ギターはずっと独学ですか?
渡辺さん:ん、まぁ、近所で少し教えてくれる人がいて、そこでちょっと習ってたね。

Sachi:エレキブームとなると、友達も皆やりだして、その中で渡辺さんは際立っていましたか?(笑)
渡辺さん: (笑)、そうねぇ、皆、弾くんだけれど譜面を読めない子が多くてね。僕は、ピアノのお陰で譜面が読めたからね。でも、最初のうちはピアノで弾いてギターに置き換えたりしてね、まどろっこしいことをやっていたね。(笑) 

Sachi:本格的にレッスンに通われたのは、いつですか?
渡辺さん:中学3年の時に、本格的にJazzやろうと思って、ちゃんと習い始めたね。

Sachi:中学の時は、音楽系のクラブとかに入って、音楽をされていらしたのですか?
渡辺さん:中学では、「編集部」というのがあったんだけれど、そこを乗っ取って、「軽音楽部」というのにしちゃったのね。(笑) 結局、それが学校にバレて、学校新聞の編集なんかをしていたね。(笑)

Sachi: (笑) そうですか。その後、高校受験などは?
渡辺さん:高校は、小学校からエスカレーター式の私立だったので、そのまま行かれたね。高校に入ってからJazzギターとか習いだしたね。

Sachi:そうですか、では、高校での音楽活動はどんなものだったのですか?
渡辺さん:うん、高校1年くらいで、仕事として音楽をやっていたね。

Sachi:えっ!本格的にギターを習い始めた高校一年生で、もう仕事ですか?
渡辺さん:うん、今田勝さんのバンドとかに入れてもらったり、スタジオミュージシャンをやったりね。

Sachi:高校一年生で人前で演奏されて、どんなお気持ちでしたか?
渡辺さん:うん、気持ち良かったね。(笑) 自分がラッキーだったのは、良い先輩に恵まれたお陰で、譜面の書き方から演奏の仕方から、色々なことを教えてもらったね。自分が好きなことをして、ギャラをもらえて、こんな良いことは無いよね。(笑)

Sachi: (笑) そうですね。では、その頃から、「将来はジャズで生きて行こう」とお考えになっていました?
渡辺さん:うん、そうだね。でも、ライブに出ながらもギターの勉強をしなくちゃいけないと思って、レッスンに通ってたね。

Sachi:高校生活、忙しいですね。(笑)
渡辺さん:うん、忙しかったね。(笑) ライブ出演しながら学校に通っていたからね。その内、ギタースクールで教えにこないか?という話が来てね。(笑) 人を教える事は難しいけれど、やっていたね。高校の授業中に、僕のギターの生徒に宿題を作っていたところ、それが先生に見つかっちゃって。「おまえが、宿題をやる方だろ!」とか怒られてね。(笑)

Sachi:それは、その通りですね。(笑)
渡辺さん:それで本格的になってきたので、担任の先生に、「高校卒業したら、アメリカに留学したいので、その”研修”として、ジャズ喫茶でジャズをやらせてください。」と言って許してもらっていたね。(笑) それが許されると、水戸黄門の印籠みたいなものでね。(笑) 何か言われると、「この印籠が目に入らぬか!」って感じで、ジャズをやっていましたね。(笑)

Sachi: (笑) それで、高校卒業後、留学されたのですか?
渡辺さん: (笑) いや、しないで、卒業するとすぐにライブハウスでレギュラーでやっていたね。それで色々と知り合いが出来て、そのままズルズルとプロになり、今に至るという感じだね。

Sachi:その頃と今のジャズ界って、どんな違いがあげられますか?
渡辺さん:そうねぇ、当時はね、なんだか知らないけれど、朝からライブがあるんだよ。(笑) 何でか知らないけれど、朝、昼、晩と3回ライブがあるんだよね。ひどい時なんか、一つの店で、朝、昼、晩と3回ライブをやって、夜中にリハーサルやったりしてね。(笑)

Sachi: そんな環境だったのですか。(笑) では、話は代わって、皆さんが一番楽しみな私生活についてお聞きします。(笑)
渡辺さん: (笑) はい、どうぞ。

Sachi: 奥様もミュージシャンでいらっしゃいますが、お家では、音楽のお話など、共通のお仕事の会話も色々とされるのですか?
渡辺さん:そうですね、しますね。

Sachi: 同じ音楽家同士でぶつかり合いなど、しませんか?(笑)
渡辺さん: (笑) 音楽的な喧嘩と言うか、意見の言い合いはしょっちゅうですが、彼女は違ったアプローチから音楽の世界に来ていますから、面白いって言う感じかな。

Sachi:ご結婚されてどのくらいですか?
渡辺さん:2000年だから、4年たったかな?

Sachi:では、まだまだ新婚ですね。今日は、ライブにいらっしゃいますか?
渡辺さん: (笑) うん、後で来ると思うよ。

Sachi:まだまだ、聞きたい事がたくさんあるのですが、文字数制限がありますので(笑)、この辺でインタヴューを終えますが、ファンの方に、何か一言メッセージをお願いします。
渡辺さん:「指先から愛を込めて…」(笑)

Sachi: (笑) どうもありがとうございました。
【インタビューを終えて…】
とにかく、真面目で誠実で大変ピュアなお人柄が大変印象的でした。日本を代表するギタリストですが、驕り高ぶるようなところは微塵も無く大変謙虚で優しい人間性に少し驚かされた位です。音楽はもとより、人間性にも大変惹かれる渡辺香津美さんでした。今夜の演奏は、2本のギターとパーカッションだけでしたが、重厚感は、まるでオーケストラを彷彿とさせるものでした。どうもありがとうございました。
次回6月は、MAYA(Vo)さんです。どうぞお楽しみに。
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