サテンドール魅力の秘密
ジャズレストラン六本木サテンドールオーナー井上社長

Vol. 8  サテンドールからその他のミュージシャンへの提案Vol.2

 

~山田ビッグバンオーケストラ~

今や結構毎回満席近く集客している山田ビッグバンオーケストラですがマネジャー兼ヴォーカリストの有桂さんが売り込みに来て始まったのですが18人の大所帯で毎回お互い赤字という状態が続きました。そこで有桂さんにゲストヴォーカルを3~4人入れてみようと提案しました。ビッグバンドでやりたいというヴォーカリストはたくさんいますからゲストの心配はありません。

お客様が入りギャラも上がればバンドのレベルも上がります。ますます相乗効果が上がることになり今やあっちこっちで引っぱりダコとなっているようです。しかし有桂さんのえらいところは常にサテンドールを中心にずっとやって頂いてます。これからもこの関係は永く続いていくと思います。

 

~今田勝&NOWIN&EverGrades~

今田さんと神戸から銀座店をオープンしてまもなくのお付き合いです。今田さんの素晴らしいところは音楽に対して本当にまじめであるという所です。本にも書きましたがなにしろサテンドールに出演する日は家でまずピアノを弾きサテンドールにはサイドメンの誰より早く来てピアノを弾きます。そして演奏の後、家に帰られてからもまたピアノを弾かれるそうです。今田さんとお付き合いしているといろいろと勉強させられることが山のようにあります。このような方だからこそ83才の今でも音楽学校2つで教え、その内の一つの学校では校長先生をやっておられるそうです。

俳優座の裏のサテンドールの頃に今田勝&NOWINのバンドが始まりました。今田さんの全てオリジナル曲ですがいっぱい素晴らしい曲があります。そして現在の場所へ移ってからご子息の今田あきらさんのやはりオリジナル曲をやっているバンドと合体しましょうと今田さんに提案しました。

実を言いますと私自身の考えとしては今田さんもいずれは引退する時が来ると思い、NOWINの曲をいつまでも残すには後継者が必要です。それにはご子息のあきらさんしかいない訳ですから今のうちに2つを合体させいずれあきらさんがバンドリーダーとしてできる時がくればという目論見でした。しかしあとはあきらさんの努力次第であり私は道筋をつけるだけでこれ以上のことはできません。

タイムファイブがサテンドール50周年まで残ってもらいたいという話も今田さんのNOWINをいつまでも残したい話も実を言いますと誰にも語った事がなく今この場で始めて明かしてしまいました。

尚、今田勝&NOWIN&EverGradesは2015年1月23日に決定しております。是非是非お越しください。

~マリーン~

マリーンとの付き合いは彼女が19才の時に初めてサテンドールに出演してからの付き合いです。遠い異国から一人で来て淋しいであろうと思い、またその頃からなんとなく気が合いマネージャーを含めてよく食事に行ったりしました。

そうやって付き合っているうちによそからマリーンの社長の情報が入ってきました。

マリーンの売り上げで海外の賭博に頻繁に行っているということでした。また売り上げを上げるためにマリーンのためにならないマリーンがやりたがらない仕事をさせられていました。

マリーンが19才の時に初めて出会い初めて彼女の歌を聴いたときから確実に将来はビッグになると確信致しました。そのような逸材がつぶされてしまうのではないかと心配でマリーンとマネージャーに独立しないかと話しました。

しかしマリーンとしては仕事に不満があっても日本に連れて来てもらった社長に恩義を感じておりできないというばかり。なにしろマリーンは現在の日本人には誰にも負けないほどの義理人情に厚い人です。やはりフィリピン人歌手の、私と仲の良いマリア・エヴァさんも非常に正義心の強い真っ直ぐな人なんですがフィリピンというお国柄なのかカソリックという宗教のせいなのかはわかりませんがおふたりとも私とは波長が合います。

もう社長にはそれなりに恩返しはしているし、これからの日本のジャズヴォーカル界を引っ張っていってもらわなければならない存在だから等々何度も話しあってやっとマリーンもその気になってくれました。

しかし実を言いますとこのことは私にとって非常にリスクを伴うことでした。もしこのことが社長の耳に入ったらサテンドールのマリーンライブは切られてしまうでしょう。そのリスクをおかしてもなんとかしなくてはという気持ちが勝ってこのような行動を選択したのですが実際の所、一か八かの店のことを思えば危険な賭けでした。その後にはレコード会社の担当の人がマリーンをうまく利用しているという情報が入りました。そのことをマリーンに話すとまもなくそこは辞めました。そして得てして著名なアーティストのマネージャーには出演してもらうためにマネージャーに取り入ろうとしてチヤホヤします。それが自分が偉くなったと勘違いしてしまう人がいます。その方も辞めることになりました。そして今のマネージャーの松本さんはマリーンのファンからマネージャー補佐になった筋金入りのマリーンファンです。今もマリーンのファンも一杯で仕事も忙しいようでサテンドールには年3回位しか出演出来ませんがマリーンの卓抜したそのステージングは必ず参考になると思いますのでヴォーカリストはぜひライブに来て勉強することをおすすめします。

次回マリーンライブは3月を予定しております。決定次第HPにて発表致します。

 

~渡辺香津美さん~

香津美さんがサテンドールに出演していただくようになってから十数年になりますが直接毎回そんなに言葉を交わしたことはありませんが多分お互いシャイ同志だからと思います。あれ程偉大なジャズギタリストですがまったくおごったところもなく私はプレイはもちろんそのお人柄も大好きです。最初の頃はある程度マネージャーまかせでメンバーを決めていましたがやはり最強のトリオ、ベース井上陽介・ドラム則竹裕之でやった日はお客様の反応がまるで違いましたし私の反応も違いました。それ以来この最強トリオでお願いしていますがお客様もよくわかっておられ早めにお席が埋まってしまいます。香津美さんのライブは次回は1月8日(木)ですがすでに殆どが通しで満席に近い状況です。最強の香津美さんトリオは素晴らしいです。ぜひお待ち申し上げております。

 

~寺井尚子さん~

前回12月12日のライブで感心したことは新しい曲がまたまた増えておりピアノも佐山雅弘さんでベースもドラムも変わっていました。まだまだ進化し続ける寺井さん、それはお客様にもおわかり頂けるようでやはりこの不景気な時代にも関わらず満席になる日が早くなっています。私は社長に「ぜひ世界に飛び出して下さい」と常々話しているのですが絶対にいずれそうなる日が来ると信じています。

この日スティングの「FRAGILE」を演奏されたのですがそれがかっこよくて、2月か3月のサテンドールオールスターズの時には挑戦する決意を固めました。

尚、12月28日は「Poinciana」とシャカタクの「Night Birds」を歌いますが「Poinciana」は本当に難しく何度も挫折しそうになりましたがもうやるしかないと覚悟を決めました。

次回の寺井尚子さんのライブは2月20日です。お早めのご予約をお待ちしております。